グループCEO年頭の辞
2024年1月5日
株式会社JBAホールディングス
代表取締役 グループCEO
脇 一郎
皆さん、明けましておめでとうございます。グループCEOの脇一郎です。昨年のGW明けに、コロナも5類に変更となり、日常が元に戻ってきました。むしろ、日本では円安がさらに進み、観光業を中心として海外からの訪日客が急増して、オーバーツーリズムと言われるほどです。
また、経済も上場企業の利益は全体的に上昇を続けており、日経平均株価は1990年前後のバブル期以後、最高値を更新して、全体的には活況づいていますが、一方物価は円安の影響や、政府による賃金上昇への誘導もあり、今後どのように推移していくか、まさに、いわゆるVUCA、将来が不透明であると言えるでしょう。
これは以前から申し上げていますが、我々にとって重要なことは、このような先が見通せない不透明な状況だからこそ、あらゆる想定のもと、プロフェッショナルとしての判断力と、高いアウトプット力を発揮することです。我々は、資格集団として、法律や制度に沿った、ある意味保守的なサービスを提供していますが、時代とともに法律や制度も変わり、クライアントニーズも変わります。そのような変革・変化に強い組織、かつ多様な価値観を受容できる組織であることが、JBAグループとしてのサステナビリティ(持続可能性)だと考えます。我々がサステナブル(持続可能)であることは、クライアントサービスの継続安定性につながり、それがクライアントからの信頼という我々の「価値」と、クライアント自体の企業「価値」向上につながります。
今年も、このサステナビリティを核として、JBAグループの価値に埋め込んでいくべく、2024年、令和6年の年頭の辞を申し上げます。
1.Well-being(ウェルビーイング)ファースト~サステナビリティ推進の中核として~
Well-being(ウェルビーイング)とは、心身と社会的な健康を意味する言葉であり、多面的な幸せを表す言葉です。人間が行う全ての活動は、このWell-being(ウェルビーイング)を求めたことから、始まると言っていいでしょう。サステナビリティも、地球温暖化に伴い、世界中でWell-being(ウェルビーイング)が阻害されていることから、重要視されているものです。
我々のプロフェッショナルサービスも同様だと考えます。JBAグループにおける全ての関係者、従業員、クライアント、取引先含めて、Well-being(ウェルビーイング)ファーストで考えます。
そのためには、多様性に対しての積極的な寛容、あらゆるハラスメントの撲滅を強く推進し、貢献意識と働きがいの向上を目指します。この実現のために、企業風土をはじめとして、クライアントサービスやあらゆる社内制度を。
2.DX(デジタルトランスフォーメーション)のさらなる推進
生成AIが発展してくると、我々プロフェッショナルサービスも影響を受けざるを得ません。もはや、高度な知識や知見であっても、生成AIが対応してしまう時代が近づいています。今後、我々プロフェッショナルとしては、この先進DXツールとリスクも適切に把握したうえで、共存していくことが必要です。
そこで、JBAグループでは、生成AIや社内外データベース活用の向上、デジタルマーケティング推進など、DX化のさらなる推進をしていきます。
3. 20周年に向けてのステップアップ
JBAグループは、2006年創業であり、2026年には20周年を迎えます。現在はグループ16法人を擁し、さらなる発展をしています。これも、従業員そしてクライアント、取引先など、全ての関係者のご支援とご協力の賜物です。
JBAグループでは、20周年に向けてさらなるステップアップをするべく、経営体制や社内組織、そしてさらなる発展を見据えた積極的な施策を進めたいと考えています。JBAグループが、サステナブル(持続可能)で、信頼の高いプロフェッショナルファームであり続けるための発展と位置づけ、昨年のPDM(パートナー・ディレクター・ミーティング)において、全体的な方向性を示しました。ここでは、特にその内容は開示しませんが、具体的な施策は、各部門が検討・実施します。
みなさまには、引き続きのご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
最後に、皆さんとご家族の繁栄と健康を祈念して、私の年頭の辞といたします。
以 上